イージーオジー☆ライダー

necohair

2008年10月26日 19:55


「キスして欲しい♡」

菅野美穂にキスをせがまれる

願ったり叶ったりである

がしかし

「朝5時に♡」

となると話は別である

早朝5時なんて無理

枕を抱いて眠っていたい

6時ならなんとかいけるかも?

「美穂ちゃんおねがいします。ここはひとつ6時でいかがでしょうか?」

「6時がダメなら間を取って5時半でお願いします!」

と訳の分からないお願いをしたりしてしまう

5時なんて起きれない

じゃぁ寝ずに5時まで起きていればいいやと

がんばってみても寝てしまうだろう

最近徹夜なんてのもした事が無い

5時なんて

背中のちょうど真ん中辺り

肩甲骨と肩甲骨の間にあって
(肩甲骨 5時 肩甲骨)

どうもがいても手の届く時間帯ではないのだ

でもね

「あぁー散歩にでも行こうかなぁ」

と大きな独り言を枕元でおばーに言われたら...

とりあえず寝たふりをしてみる

「少し海の様子でもみてこようかなぁ」

とまたしても独り言にしては声が大きい

「じゃぁおばーは散歩に行くからねー」

「はいはい起きますよ!一緒に行くさぁ」

おばーが菅野美穂に勝った瞬間である

粟国島2日目スタート

ボブを叩き起こしておばーと一緒に早朝散歩!





眠たい瞼をこすりながらおばーの歩幅に合わせて歩く

紫色からオレンジ色に滲んだ海はやがて爽やかな青に

瞬きする間に色んな表情を見せてくれる

昨日見た海とはまるで別人だ

朝のメイクをばっちり決めた海は今日も穏やかで奇麗だ



ノーメイクのおばーも朝焼けに包まれて穏やかなんだけど

写真嫌いなのでカメラを向けるとすぐに怒る

僕もボブも怒られっぱなしでスタスタ歩く

ホントは手を繋いで歩きたかったけど恥ずかしくて言えなかった

菅野美穂よりも可愛いおばーだ言えるはずが無い



次回はそうしようと思う



向こうから電動カートに乗った親戚のおじーがゆっくりとやって来た

最近じゃ島にも電動カートが走ってる(おばーの家にもあった)

島の風景に似合わない

せめて牛の角を付けて欲しいと思ったりして

朝散歩を終えて家に帰る

まだ6時

ボブを畑に放牧



おじーが亡くなってからは誰も畑を触っていないのかなって思ったけど

入ってみるとズボッとくるぶしまで沈んでしまう

空気を含んだ土は柔らかくてフワフワだった

親戚のおじさんが手入れをしているのだそうだ



自給自足とまではいかなくても

家庭菜園とか憧れちゃいますよねー

いつかはやってみたい



昔はこの大きな鍋で豆腐をつくっていた

おばーの作った豆腐は最高だった

料理上手だったおばーも今は一人暮らし

食べさせる人がいないので

最近はお花の方が楽しいらしい



みんなに見せたいらしく

「あれも撮りなさいこれも撮りなさい」と自慢げなおばー



























ドライブにでも行こうかと車を出そうとしたら

エンジンがかからないのでまたまた散歩



散歩ばかりで大喜びのボブ

ロックオン☆



ボブのおしりそっくりだ



でかいブタちゃんがお昼寝中



怖かったけれどこの写真撮る為に中に入りましたからね

しかしデカイ

そのへん走ってるビックスクーターなんかよりデカイ

アグーなんでしょうねきっと

食べたら美味しいんだろうけど

これ見たらちょっとひいちゃうよね

もののけに出てきそうなんだもの



ブタに別れを告げてブヒブヒと歩く



少しバテ気味のボブ

海へ行ってクールダウン



昨日に続き



ボブを沖へとさらう



もうライフジャケット無しでも大丈夫そうだ



ボブを投げ飛ばす事に夢中になり

お昼の船で帰る事をすっかり忘れてた

急いでうちに帰りシャワーを浴びて

急いでご飯を食べた

「今度はもっとゆっくりしていきなさいよー」

と笑顔のおばーに見送られ

ピースの指でバイバイして港に向かった


あっという間の二日間もう少し居たいなと

後ろ髪を引かれながらフェリーに乗り込んで

一番上のデッキに登った

結局島に居る間散歩と海にしか行ってないなと思ったけれど

他にやりたい事も浮かばなかった

小さくなっていく島をボンヤリと眺めていたら

島まで続く船の引き波に吸い込まれ酔ってしまった

忘れてた

浮かれすぎて酔い止めの薬を飲んでいない

慌てて船内に入りエチケット袋にディープキスをした

149敗目

ブルーハーツを聴きながら


                        どこまで行くの 僕たち今夜

                        このままずっと ここに居るのか

                        はちきれそうだ とび出しそうだ

                        生きているのが すばらしすぎる

                        キスして欲しい キスして欲しい キスして欲しい キスして欲しい

                        二人の夢が近づくように キスして欲しい

                        もう動けない 朝が来ても

                        僕はあなたの そばに居るから

                        雨が降っても 風が吹いても

                        僕はあなたを 守ってあげる

                        教えて欲しい 教えて欲しい 教えて欲しい 教えて欲しい

                        終わる事など あるのでしょうか 教えて欲しい